温州みかんについて
日本代表のみかん「温州みかん」
愛媛みかんや有田みかんなど、みかんの種類には色々ありますが、
温州みかんは、日本国内で一般に「みかん」と呼ばれている果物の正式名称です。
小売店などでは、地域の名前をブランド名として販売することが多くあまり表示はされていませんが、温州みかんの中にも「宮川早生」や「南柑20号」「興津」など様々な品種や系統があります。
また、元々「温州みかん」は、鹿児島県の長島地域が発祥の地と言われており、温州みかんの「温州」は、柑橘類の名産地である中国の「温州(ウェンジョウ)」から来ています。
欧米では「温州みかん」のことを原産地である鹿児島にちなみ「サツマオレンジ」と呼ばれています。
栄養もしっかりとれるので風邪予防にも◎
温州みかんはビタミンCが豊富で、肌荒れや風邪予防にもオススメです。
果肉の袋(じょうのう膜)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれており、袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。
平田農園が育てている「興津」は、じょうのうが薄く食べやすく、ほのかな酸味と甘味が特徴です。
- 極早生種(9月中旬~10月頃)
- 9~10月頃に出荷されるみかん。
果皮に青みが残っており、果肉がジューシーで酸味がやや強めなのが特徴です。
甘酸っぱいのが好きな人におすすめです。
- 早生種(10月中旬~12月頃)
- 10月下旬~12月頃に出荷されるみかん。
本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。
果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘味とほどよい酸味がバランス良く楽しめます
へたの切り口が小さく、果皮の色が濃く張りのあるものが◎。
糖度は、果実が小さめで果皮が薄く柔らかい方が高いと言われています。見た目や形は、扁平で皮のブツブツが小さくはっきりしていて、重みがあるものを選びましょう。皮がふかふかしたみかんを「むきやすそう」と選ぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、皮が浮いた実は味もボケて美味しくありません。
また、皮にすり傷があるのは味に変化はありませんが、日焼けしたものは水分が不足して味が落ちているため、オススメできません。
風通しの良い涼しい場所で保存してください。
冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こし傷んでしまう場合があります。箱のまま保存する場合も底にあるみかんにストレスがかからないよう、購入後は一度逆さまにし、底の蓋を開けて底の物から食べるようにしましょう。
また、一度傷んでいるものがないかチェックすることをオススメします。そういったみかんがあれば排除し、ふたを開けたまま保存して、できるだけ早くお召し上がりください。